時間に追われる毎日
大変だったことの一つは、スケジュール管理です。
学年が上がるにつれてやるべきことが増え、気づけば時間に追われる毎日になっていました。勉強を優先するあまり、寝る時間が遅くなり、寝不足で朝起きられないこともありました。「もっとやらなければ」と思うほど、生活のリズムが崩れていく。その状態は想像以上につらいものでした。
そんな中で気づいたのは、睡眠時間を確保することも、勉強と同じくらい大切だということです。限られた時間の中で何を優先するかを考え、少しずつ自分なりのペースをつくっていきました。そして、努力が模擬試験の結果につながったときのうれしさは、それまでの苦しさを忘れさせてくれるものであり、次への大きなモチベーションになりました。
苦手と向き合い続ける工夫
私は国語の物語文が苦手でした。
長い文章を見るだけで気持ちが重くなり、集中力が続かず、読み間違いによるミスも多くありました。「また間違えた」と落ち込むことも少なくありませんでした。そこで、問題文に丸や線を書き込みながら読むことで、読み違いを減らす工夫をしました。また、読解チェックプリントを繰り返し解くことで、少しずつ長文に慣れていきました。
やる気が出ないときには、思い切って休憩をとることも大切にしていました。無理に続けても、頭に入らない時間が増えてしまうだけだからです。また、私は塾以外の習い事も入試直前まで続けていました。その時間が良いリフレッシュとなり、気持ちを切り替える助けになっていたと思います。
本番で力を出すために
先生の言葉で印象に残っているのは、「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりでやる」という言葉です。
それまでの私は、模擬試験のときに「まだ本番ではない」とどこか気が緩んでしまうことがありました。
しかし、この言葉を聞いて考え方が変わりました。練習の段階で本気になれなければ、本番の独特の空気の中で自分の力を出し切ることはできない、ということに気づいたからです。それからは、どんなテストでも本番のつもりで向き合うようにしました。その積み重ねが、本番でも落ち着いて力を発揮できた理由の一つだったと思います。
最後まで走り抜くために
これから受験に向かうみなさんへ伝えたいことがあります。中学受験は決して楽なものではありません。苦しいときや、くじけそうになる瞬間が必ずあります。そんなときは、中学生になった自分の姿を想像してみてください。そのイメージが、もう一歩踏み出す力になります。そして、努力を続けることと同じくらい、睡眠時間をしっかり確保すること、学校生活を楽しみながらリフレッシュすることも大切にしてください。生活リズムを整えることが、最後まで戦い抜く力になります。支えてくれている家族への感謝の気持ちを忘れずに、最後まで走り抜いてください。




