Sくん

2026年度

何をしても届かない日々を越えて、やっとつかんだ合格

合格した学校
  • 修道中
  • 崇徳中
  • 広島城北中
  • 広島学院中

何をしても届かない日々

受験勉強を始めてから、どれだけ頑張っても成績が思うように上がらない時期がありました。
努力しているはずなのに結果が出ない。その状態が続くことは、想像以上に苦しいものでした。いつしか勉強そのものが嫌になり、正直、受験をやめたいと思ったこともありました。それでも、完全に手を離すことはできませんでした。ここで終わりたくない、という気持ちが、かろうじて自分をつなぎとめていたのだと思います。
そして迎えた6年生の夏。初めて成績優秀者一覧に自分の名前が載りました。その瞬間、それまで積み重ねてきたものが一気に報われた気がしました。先生にたくさんほめてもらえたこと、仲の良い仲間と点数で勝負して勝てたこと。そのすべてが、自分の中で大きな自信へと変わっていきました。

逃げずに向き合い続けたこと

苦手科目と向き合うことは、最後まで簡単ではありませんでした。わからない問題に出会うたびに立ち止まりそうになりましたが、「絶対にそのままにしない」と決めていました。先生に積極的に質問し、納得できるまで何度も聞き続ける。その繰り返しで、少しずつ理解を積み上げていきました。それでも、どうしてもやる気が出ない日もありました。そんな時は目を閉じて、志望校に合格できなかった自分の姿をあえて想像しました。その悔しさを思い浮かべることで、もう一度自分を奮い立たせていました。すぐに結果が出なくても、あきらめずに続ける。その積み重ねが、やがて「できるかもしれない」という小さな自信へと変わり、苦手を乗り越える力になっていきました。

覚悟を決めた、あの一言

成績が伸び悩み、「もう受験をやめたい」と先生に相談したことがあります。そのとき言われた言葉が、今でも強く心に残っています。
「受験させてもらえる環境と能力があるのに、全力を出しきらずに諦めるのはもったいないよ。」
その一言で、はっとしました。すべての12歳が中学受験に挑戦できるわけではないこと。支えてくれる親や先生の存在が、決して当たり前ではないこと。自分が今いる環境の意味に、初めて真正面から気づかされた瞬間でした。その日から、「絶対に最後までやりきる」と心に決めました。迷いが消えたわけではありません。それでも、逃げない覚悟だけははっきりと持てるようになりました。

ひとりじゃない、そのことを忘れないで

これから受験に向かうみなさんへ、伝えたいことがあります。
やる気が出ない日でも、ぜひ自習室に足を運んでください。そこには、いつでも見守ってくれる先生がいて、同じように頑張る仲間がいます。僕の中学受験は、決してひとりで乗り越えられるものではありませんでした。支えてくれる人の存在があったからこそ、最後までやり抜くことができました。だからこそ、感謝の気持ちを忘れずにいてほしいと思います。
最後にひとつ。ゲームが好きな人は、ぜひ自分の意志で一度手放してみてください。その小さな決断が、「やり抜く覚悟」を形にし、自分を支える力になります。最後まであきらめず、自分を信じて頑張ってください。

保護者からの
メッセージ

初めて自分で選んだ道に、息子は最後まで向き合い続けました。涙を流しながらも、机に向かい続けた小さな背中が、今も胸に焼き付いています。志望校に向かう息子を見送りながら、やり抜いた先にこそ本当の成長があるのだと感じたことを、受験を終えた今でも強く覚えています。苦しい時期を全力で支えてくださり、どんな時でも息子を温かく迎え、最後まで熱心に指導してくださった白石学習院の先生方に心より感謝申し上げます。

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