集中できない自分との戦い
私は、家で集中して勉強することがなかなかできませんでした。家にいると、ついテレビを見てしまったり、本を読んでしまったりして、気づけば時間だけが過ぎていることがよくありました。「やらなきゃいけない」と思っているのに、行動できない自分に嫌気がさすこともありました。だからこそ、環境を変えることを意識しました。授業がない日でも自習に行き、授業の後も残って勉強する。そうすることで、少しずつ“集中して勉強できる時間”を増やしていきました。
模擬試験で良い結果を出せたとき、スーパートレーニング会で最前列に座ることができ、順位が目に見える形で実感できたことは、大きな喜びでした。その経験が、「もっと頑張りたい」という気持ちにつながっていきました。
苦手から逃げないための工夫
苦手な単元や教科は、後回しにしてしまうと、結局その日は一度も触れずに終わってしまいます。
そのことに気づいてからは、勉強を始めるときにあえて苦手分野から取り組むようにしました。少しずつでも苦手なものを減らしていくことで、不安を減らしていきたかったからです。ただ、どうしてもやる気が出ない日もあります。そんなときに無理に苦手から始めると、集中力が続かず、かえって何も進まないこともありました。
だから私は、「まずは5分だけ」と自分に言い聞かせ、得意な教科から取りかかるようにしました。小さな一歩でもいいから必ず机に向かう。その積み重ねで、どの科目にも触れる習慣を大切にしてきました。
「自分はごまかせない」という気づき
先生がおっしゃっていた「自分のことは自分が一番知っている」という言葉が、今でも心に残っています。
誰も見ていないからといって勉強をさぼった日も、自分だけはその事実を知っています。その積み重ねが、受験が近づくにつれて、不安として自分に返ってくることを実感しました。だからこそ、「見られていなくてもやる」という意識が、少しずつ自分の中に生まれていきました。
そして同時に、この言葉は、頑張った自分を認める力にもなりました。人に見えないところで積み重ねた努力も、自分だけはちゃんと知っている。その実感が、自信となって本番の試験に向かう支えになりました。
メリハリが、自分を強くする
これから受験に向かうみなさん。勉強するときはしっかり集中し、遊ぶときは思いきり遊ぶ。このメリハリを大切にしてほしいです。テレビを見ながら、友達と話しながら、といった中途半端な勉強では、内容はなかなか頭に入りません。限られた時間だからこそ、「やるときはやる」と決めることが大切だと思います。受験勉強は大変なことも多いですが、その分、自分と向き合う力が身につきます。自分を信じて頑張ってほしいと思います。




