愛情レシピ

「噛むこと!」  

「噛むこと」は、カラダに食べ物を取り入れるだけでなく、全身の健康に大切な働きをしています。 例えば、子どもの成長、肥満防止、虫歯予防etc.とカラダに嬉しい効果がたくさんあります。そして、『愛情レシピ』のこのコラムには持って来い!の「噛むこと」の効果が、『噛む力が強いと生きる力が強い』『噛む力の強い子どもは活発で成績が良い傾向にある』という、第51回全学校歯科医協議会においての調査結果が発表されていることです。
当たり前すぎて意識することの少ない「噛むこと」!見直してみませんか。

 

「噛むこと」は子どもの顎の発達や歯並びに大きく影響していることが知られている一方で、「噛むこと」によって脳が刺激されて記憶力のアップにもつながっていることも昨今多く報告されています。

それでもまだ、意識的によく噛んで食べるという人は少数なのが現実なのは、「噛む」という行為が呼吸と同じくらい当たり前のことになっているからなのかもしれません。

よく「噛むこと」は、食べ物を咀嚼してカラダに取り入れるためだけではなく、全身を活性化させるために大変重要な働きをしています。 

特に注目したいのは“唾液”の存在です。 

“唾液”にはデンプンやたんぱく質を分解する消化酵素が含まれていて、よく「噛むこと」で食物とよく混ざり、胃や腸での消化を助けます。また、消化液の分泌を促し胃腸の働きも促進します。そして、口の中を流れている“唾液”には、自浄作用によって虫歯や歯周病を防ぎ、歯を保護する働きもあります。

「噛むこと」と同じように、普段あまり意識しない“唾液”ですが、食べ物とカラダとを密接に結ぶ重要な存在なのです。「噛むこと」で“唾液”分泌も活発になるため、やはり「噛むこと」が大切な理由となってきます。

「噛むこと」の効能には、味覚の発達も挙げられます。 

また、よく噛んで食べることで、心理的な満足感も得られ、精神的にも安定するそうです。ちょっとイライラする時などは、硬いおせんべいやナッツ類などを食べるのもオススメなのですよ~♪

最近の‘軟食’傾向により、さほど噛まなくても食べられるメニューが増え、子どものみならず私達の噛む回数は確実に減って来ています。再度「噛むこと」の重要性を踏まえて、日々の食事によく「噛む」ためのちょっとした工夫をしてみませんか。例えば、やわらかな食材に歯ごたえのある食材を組み合わせたり、噛みごたえのある乾物などの食材をあえて使ってみる!

噛む回数は、食材選びや料理法の工夫で自然に増やすことができるのですから~♡

 

【いりこ酢大豆のおかずサラダ】

<いりこ酢大豆> *2~3週間冷蔵保存できます!

・大豆ドライパック  140g(1缶)

・食べるいりこ    30g(1/2袋)

  • すりごま    大さじ6
  • 砂糖      大さじ4
  • 酢       大さじ8
  • 醤油      大さじ2

①大豆といりこをサッと炒って、混ぜ合わせた●の調味料を加えて10分位なじませるだけ。

 

★蒸し鶏ムネ肉と茹でた小松菜を食べやすい大きさにカットし、<いりこ酢大豆>を適量加えて混ぜ合わせる。

★しゃぶしゃぶ用の豚ロースとキャベツやほうれん草などを茹でて、混ぜ合わせてもOK!

 

【切り昆布と豚肉の煮物】

・切り昆布    30g(1袋)

~5分位水につけてもどす

・豚バラ薄切り肉 200g     

~7~8㎜幅にカット

・パプリカ等   1個  ~千切り

  • 砂糖     大さじ1
  • 酒      大さじ2
  • 醤油     大さじ2

①豚肉をじっくりと炒め、豚肉の油で昆布とパプリカを炒める。

②●の調味料を上から順番に1つづつ入れて炒め、蓋をして弱火で5分煮たらできあがり!

 

買い置きの食材でおかずができ、カルシウムもいっぱい、「噛む力」もいっぱいです。

受験シーズンの到来を目指し、よく「噛むこと」を意識して、味わってみませんか!