愛情レシピ

もっと身近に【お赤飯】!

何かとお祝い事の多いこの時期です。まだまだ寒い時期ですが、気分は春めいて~♪

そんな明るい気分の時のごはんや、お祝い飯のシンボルといえば【お赤飯】。

【お赤飯】は、もち米にあらかじめ煮た小豆=ささげを混ぜて蒸し、途中で煮汁を混ぜ込んで赤く染めた赤いご飯です。

ビタミンやミネラルなどの栄養をバランス良く含むので栄養的にも良く、最強なごはんとでも申しましょうか、“強飯”(こわめし)=「おこわ」とも呼ばれます。

【お赤飯】がおめでたいと思われる秘密は「赤色」にあるようで、古来より「赤」は邪気を払い、厄を除けるパワーがあるとされていたため、祝い事や特別の行事に用いられるようになったそうです。また、【お赤飯】に小豆を用いるのは、小豆に薬効があるからとのこと。

ちなみに、小豆には良質のタンパク質はもちろん、豊富なビタミン類(B1,B2)やカリウム、リン、鉄、食物繊維等幅広く含まれているようです。

これを、日本の主食のお米と食べ合わせることで、さらに最強パワーを発揮するのが【お赤飯】です。

【お赤飯】は、糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出し疲労回復に役立つビタミンB1や、細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、また脳神経を正常に働かせるのに役立つと言われているナイアシンやビタミンB6、またストレスを和らげる働きのあると言われるパントテン酸や、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりに欠かせない葉酸を含んでおり、抗酸化作用、動脈硬化や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれるようです。また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムを含み、カリウムも多く含みますのでさらに疲労回復、高血圧の予防に役立つということですよ。

どうですか~(!?)まさに、最強パワーのごはん=“強飯”な【お赤飯】ですね!

お祝い事だけでなくても、普段からもっと積極的に食べたい、食べて健康や免疫力UPを図りたい【お赤飯】。~これは、受験生のための“元気パワー飯”にエントリーですね!

そこで、普段日常でもいただけるように、簡単に、炊飯器でも作れる【お赤飯】レシピを紹介してみます。基本はもち米で作りますが、普段にいただくご飯ということで、お米だけで作ります。もち米をお米に変えるだけですが~~笑!

【炊飯器で☆お赤飯】
・米    3合 ~しっかり洗米してザルにあげておきます。
・小豆     1/2カップ(約80g)
・水(小豆用) 800cc
・塩    小さじ1/2
・ごま塩   適量

<小豆の下処理>

①小豆を洗い、鍋にかぶるくらいの水と一緒に入れて火にかける。(水につけずにすぐ茹でます!)

②沸騰してから2~3分煮て、一旦ザルにあげる。(茹で汁は捨てます。)

③再度、鍋に水800ccと②を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、蓋をして30分程度煮る。~指でギュッとつまむとつぶれる程度まで煮る。

④茹で上がった小豆は、小豆と茹で汁に分ける。
 *小豆は乾燥防止のためラップをしておく。
 *茹で汁は空気に触れさせて酸化させ、赤色を鮮やかにします!~そのため、数回お玉ですくっては、上部から落として空気に触れさせます。(冷めるのも早いですね)

⑤ここからは、<赤飯の炊き上げ>です!
茹で汁が冷めたら、炊飯器に洗米をした米を入れ、茹で汁を炊飯器の‘おこわ’の目盛まで入れて、塩を加えてかき混ぜたら、小豆を上に散らして、スイッチON!

⑦炊き上がったら、ご飯をほぐし混ぜ合わせて、器に盛り、ごま塩をふったらできあがり!
★小豆の下処理が面倒だと思われる方に、小豆を下茹でしない方法です。
⇒小豆を洗って、2カップの水で24時間漬けておくだけ!です。

普段から【お赤飯】を楽しむために(!?)、もっと簡単に、お米と混ぜて炊飯器で炊くだけの【お赤飯の素】を使うのもありだと思います。白米でもモッチリ食感でいただけますし、炊き込みご飯の感覚でいただくのもよいのではないでしょうか。

なんてったって、受験生のための“元気パワー飯”ですから~♪