合格体験記

【2022年度合格】K・Mさん

  • ノートルダム清心中
  • 広島女学院中
  • 安田女子中

 門の前でカイロを握りしめ、どきどきしていた。「この日のために勉強してきたことにほこりを持て。」先生の言葉を心に留めて、試験会場に足を踏み出した。

 受験勉強を始めたのは四年生だった。友達の紹介で塾に入った。先生たちの面白い授業にあっという間にとりこになった。しかし五年生になると、理科と社会が増え、塾に来る日数も多くなり、つらくなるときもあった。宿題も多くなり、間に合わなくなった。そんな時、自分の背中を押してくれたものが模試の成績だった。

「いつかTOP10に入りたい。」という気持ちで、私は変わった。「頑張ろう」と思わせてくれた。先生たちも、質問はていねいに教えてくださり、わかるまで教えてもらった。その結果、

「四位」という結果をつかみとることができた。そして六年生。『入試』という遠い存在が近づいてきた。クラスのみんなの気持ちも少し変わった。過去問を解くようになると、思うようにいかず、くじけそうになった。だけど、ボーダーをこえた時のうれしさは、自分に自信を持たせてくれるものだった。そして、時はすぐに経ち十月になった。先生に「今からは速いぞ。」と言われたけど、「あと三か月もある。」と思っていた。でも、先生の言うことは本当だった。早送りしているようだった。入試直前、みんなで円陣を組んだ。入試当日、自分に自信を持って入試に挑んだ。ついに合格発表。ふるえる手でボタンを押す。画面に出てきたのは「合格」の文字。嬉しくて嬉しくて涙が出てきた。今までの努力が報われたと思った。

 これから受験に挑む皆さん。精一杯がんばったことが報われるかもしれないし、報われないかもしれません。だけど、その努力は決して無駄にはなりません。高い目標とくじけない心を持って、がんばってください。中学校で待っています。応援していますよ。