愛情レシピ

食育って!?

毎年6月は「食育月間」!ご存じですか~?!

生涯を通して、健康なカラダと心を育む上で“食べること”は何より大切なことです。

農林水産省では、「食育」とは『生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもの』と、また文部科学省では、『子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけること』定義されています。

これを基として、「食育」とは、【生活の基礎づくりに役立つ、基本的な食事を学ぶ教育】と捉えられられ、取り上げられるようになりました。

ということで、「食育って」=「さまざまな経験を通じて‘食’に関する知識や、自分で食べ物を選択するチカラを身に付けて、健康的な食生活を実践する、チカラを育むこと」なんだそうですよ。

そして、余談にはなりますが毎月19日は、「いただきますの日」とされていて、家族や地域に暮らすいろいろな人と‘共食’の大切さについて、考えたり語り合う日なんだそうですよ。

ひと言で「食育」は語れない感じですね~!

また、「食育」のテーマの中には、栄養バランス・会食の楽しさ・感謝の心・生活リズムと言ったものだけでなく、その他に食材や調理方法・行事食や郷土食等についても含まれるのだとか。

 

では、【郷土食】とはどんなものなのかご存じですか~(?!)

【郷土食】は、各地域の産物を上手に活用して風土にあった食べ物として作られ、食べら

れてきた料理です。そして、歴史や文化、あるいは食生活とともに受け継がれて来てい

る料理です。ご当地の名産品等を使いながら、子供や孫たちに代々引き継いでいきたい料

理だということですね。

ちなみに、全国津々浦々たくさんの【郷土食】が存在しているんですよ~。

【ほうとう】:山梨県の太い平麺を使った里芋等たくさんの野菜が入った具だくさんの煮込みうどんです。

【ヒラヤーチー】:沖縄の家庭料理で‘平焼き’のこと、お好み焼きやチヂミの沖縄版!といったところでしょうか。

【ばち汁】:兵庫県播州地方のそうめん(‘揖保の糸’の名で知られています)を使ったそうめん汁です。

【とふめし】:兵庫県丹波地方に伝わる、木綿豆腐にごぼうや人参、油揚げ、隠し味に鯖が入ったものを甘辛く炒めて、熱々のごはんに混ぜ込んだ‘混ぜご飯’です。

【五平餅】:中部地方の山間部(長野県木曽・岐阜県美濃や飛騨地方・愛知県奥三河等)で食べられているご飯に味噌タレを付けて焼いたものです。

広島でいう【郷土食】とは、牡蠣めしあなごめし鯛めしわけぎのぬたもぶりめしetc.というのがあるそうですが、最近では、‘広島レモン’使ったものがいろいろと考えられているようです。~G7広島サミットでも取り上げられていましたね!そんな【郷土食】を取り上げてみる『塾デリカ』があっても、地理や社会のお勉強になるかもしれませんし、また、それを踏まえて、食事中のお友だちとのコミュニケーションが弾んだとしたら、楽しいかもしれませんね~♪

『塾デリカ』のテーマは、「食べ物からカラダを作りながら、脳を活性化する」こと!食事を取りながらコミュニケーションをとり、栄養バランスも摂れたら最高!~という思いから始まっていますので、しっかりと「食育」が原点となっていますよ。

そこで、今回は、野菜も魚も入る‘混ぜごはん’兵庫県丹波地方の郷土食【とふめし】のご紹介です。

脳のエネルギー源であるごはんに、豆腐の良質なたんぱく質やDHAたっぷりの‘青魚の王様’鯖が入るので、集中力を高める脳活にも持って来いだと思います~!

【とふめし】  2~3人分

・ごはん   2合
・木綿豆腐  1/2丁(つぶす)
・ごぼう   1/2本(ささがき)
・人参    Ⅰ/2本
・油揚げ   1/2枚
・焼さば   切り身1枚(ほぐす)*ツナ缶(1缶)でもOK!です。
・醤油    大さじ1
・みりん   大さじ1
・和風だし  大さじ1/2

①ごはんは炊いておく。

②人参・油揚げは細かめの食べやすい大きさにカットしておく。

③鍋にごぼう・人参・油揚げを入れ、ヒタヒタの水とだしを入れて煮る。

④ひと煮立ちしたところで、つぶした豆腐とほぐしたさばの身、みりんと醤油を入れて、炒りながら煮汁がなくなったらできあがり!

⑤熱々のごはんに混ぜ込んでいただきます。

★‘焼さば’は、お惣菜のものを買ってきてほぐしてOK!です。