愛情レシピ

『脳腸相関』で脳を育てる(!?)

大人のみならずお子様だって、学校やプライベート等、人間関係や日常生活において何かとストレスを感じることが多い昨今です。

ストレスを感じると、平常心を乱したり気持ちの余裕を奪うだけでなく、不眠や、お腹が痛くなり便意をもよおしたりと腸の不調にもつながります。これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからで、様々な症状は、腸の状態が脳の機能にも影響を及ぼすことを意味しています。

このように、脳と腸には密接な関係があり、生活のリズムが崩れると脳と腸の活動パターンにズレが生じてしまいすし、また脳の活動時間と腸の活動時間の歩調が揃うと、腸が正常に機能しやすくなり、腸内細菌も活発に働くようになるようです。

こうした脳と腸との意外な関係を『脳腸相関』と呼ぶそうです。

これまでは、「脳から腸」への影響については認められていましたが、最近では「腸から脳」への影響も明らかになってきているようなのです。

人に影響を与える3つの脳内物質と言われている“セロトニン(幸せホルモン)”“ノルアドレナリン(集中ホルモン)”“ドーパミン(やる気ホルモン)”=これらの脳内物質の素となるものは、腸や腸内細菌の働きによって作られているのだとか。

特に、リラックスや幸せを感じる時に分泌される“セロトニン”の素となる物質は90%程度が‘腸の粘膜’にあるそうです。腸で脳を司るような脳内物質の生成が始まる訳ですから、腸内細菌で脳を育成する(!?)ことになるのかもしれません。なぜなら、腸内環境を整えることで、免疫力が上がるだけでなく、集中力が上がったり精神的に安定することができるのですから!

【脳の活性化=腸の活性化】

“腸は第二の脳”と、よく言われるのもこういった事からでしょうか。

そこで、大事なのが日頃からの<腸活>!!

<腸活>はデトックスを促し、腸内フローラのバランスを整えることで、腸内に毒素が停滞するのを防ぐことができます。それによって、大腸から栄養素がしっかりと吸収され、身体機能が活発に働きやすくなっていくので、この『脳腸相関』を良好にして、<腸活>=脳活を活発にすることで脳を育成することが、受験を控えているお子様にとってはポイント!となるかもしれませんね~♪

そこで侮れないのが、腸の活発な活動に大活躍する‘水溶性食物繊維’を持つ食材たちです!

 【水溶性食物繊維】の代表食材

・人参・キャベツ・ごぼう・オクラ・長芋、里芋・納豆・こんにゃく

・海藻、きのこ類・果物

暗記力や集中力を上げたり、精神的に不安定な状況を改善したいのであれば、腸内環境を整えるためにもオススメです!

今回は、腸活に持って来い!のお手軽二品のご紹介ですよ。

【オクラナムル&長芋のビビンバ丼】  2人分

・オクラ     1パック(約80g)

・A ごま油   小さじ1

  ニンニク   小さじ1/4(すりおろし)

   塩     小さじ1/6

・長芋      80g

 *酢を小さじ2程度混ぜておくと変色しません!

・豚こま肉    150g

 *酒 大さじ1/2、こしょう少々、片栗粉小さじ1/2を揉み込んでおく。

・B コチュジャン 大さじ1

   酒      小さじ2

  醤油、砂糖  各小さじ1

  サラダ油    小さじ1

①オクラは分量外の塩で、板擦りをして下処理をしサッと洗って小口切りにする。

②熱湯で色よく茹で上げたら、水気をしっかり切って、Aを混ぜ合わせる。

③長芋はすりおろし、酢をまぜる。

 

④豚こま肉は、一口大に切り、*の下味を付けて、フライパンに油を熱し、豚肉を炒める。

Bを加えてサッと絡める。

★コチュジャンが辛いようであれば、味噌で味付けます!

⑤器にごはんを入れ、②③④を盛り付けてお好みで、白ごまと焼き海苔を、またコチュジャンをトッピングして完成です。

 

【ごぼうのきんぴら汁】  2人分

・ベーコン    2枚

・ごぼう     50g

・人参、しめじ  適量

・厚揚げ     1枚

・だし汁     800cc

・味噌    大さじ3~4

・ごま油    小さじ2

・山椒     お好みで

①食材は食べやすい大きさに切っておく。

②鍋にごま油を熱し、①の食材を入れて炒めたら、だし汁を加えてアクを取りながら、

やわらかくなるまで煮る。

③柔らかくなったら、味噌を溶き入れて器に盛る!お好みで山椒をふりかけていただきます。