入学案内

習慣と基礎の大切さ

小学3・4年生

まだ「つ」の付く年齢である3年生。学校での勉強はまだまだ「楽しいもの」という感覚なのですが、実は自学自習の習慣がつくかどうかの分かれ目になる頃です。毎日一定時間、家庭で自ら進んで机に向かう学習リズムが定着しなければ、学校の宿題を後回しにするような生活パターンに陥ってしまいます。精神的には未熟にも関わらず自我が強くなる頃ですから、できるだけ早めに家庭学習の習慣をつけさせたいものです。4年生になれば学習内容もある程度レベルが上がりますので、基本的な文章読解力や語彙力、あるいは確実な計算力や図形を見る力が必要となってきます。精神的な成長もあり自分の判断を大切にしはじめる頃ですから、習慣化だけでなく学習という行為に対する理由付けも重要になってきます。

当院では3年生には塾の授業と家庭学習をリンクさせる指導を行っています。塾に来て学習するのは週2日ではありますが、宿題を効果的に活用して家庭での学習を習慣化させることに主眼を置いています。算数では計算力をしっかり定着させ、国語ではしっかりと読書ができる力を身につけさせます。4年生は受験の基礎力を形成する上で非常に大切な時期であり、たとえば算数であれば小数や分数の概念などを、国語であれば文章読解の基礎となる主語・述語・修飾語などの概念を学ぶなど、本格的な受験学習に入るまでに必ず理解しておきたい分野を中心にじっくり学習を進めます。これらの学年は潜在的な能力がまだ開花していない頃ですから、しっかりとした「ものの考え方」ができるかどうかを重視する指導を行っています。