お好み焼き屋さん
当院本部東雲の近くに何十年も営業を続けているお好み焼き屋の女将がいる。白髪がめっきり多くなったが,健在で,たっぷり野菜を入れ,人情も味に加えサービスをしてくれる。私が26歳の時以来のお付き合いになる。私はめったにお好み焼きを食べないのだが,話が合う。そのうち,私の代わりにわれわれの仲間がよく利用するようになった。いまでは塾まで時間がある時には,お好み焼きを持ってきてくれることもある。下町風の人情をひしひしと感じる。
時代の流れで商店街が廃れ,近代的なモールが立つ。豊富な商品,値段の安さ,清潔感といいことずくめではあるが,会話の楽しみはない。だが,このお店には心を満たす何かがある。料理の味に加えて人間的な味を楽しめる場が私は大好きだ。

