ええじゃないか
江戸の末期,転換期のゆきづまった世相から救われたいという気持ちから,「ええじゃないか」を連呼し,乱舞する民衆は倒幕の為に利用されたという説がある。民衆にとって行き先不透明な時代の不安と不満は,訳のわからぬ熱狂を起こした。こうして歴史は繰り返すという。
平成17年。今のような不条理で閉塞的な政治体制下では,彗星の如く,カリスマ性をもった独裁者が生まれる可能性が高い。そして,将来の光明をその指導者の言動やパフォーマンスに見出し,心酔し,「平成版ええじゃないか」運動が起こり、わけのわからぬうちに混迷の世界にのめり込み,行き場を失うことにもなりかねない。
我々大人は,寛容の精神と理性を磨く努力、そして有権者として真剣に代表者を選ぶことが求められているようだ。

