2005年01月のW.ざっくばらん

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2005年01月04日

温故知新—麦踏—

 謹賀新年。古きをたずねて新しきを知る。

 晩秋にまかれた麦の芽を踏むことを麦踏という。私の実家は農家。冬,幼少の頃母親と一緒に,長靴をはき,ゆっくりゆっくり麦を踏んだ経験がある。

「麦を踏んだら,傷んでしまう。もう成長しないのでは?」と子供心に思ったものだ。母親は「あんたの体重くらいではびくともしないよ」とつれない返答。半信半疑のまま,母親の傍で農作業を続けた記憶がある。その当時の私は「麦踏が何の為にあるのか」をまったく理解していなかった。

 茎葉ばかりが成長していけば,麦の根の発育が悪くなる。麦を踏みつけることで茎葉の成長は一時止まるが,そのぶんだけ根の発育が良くなり,寒さに対して強い抵抗力ができ,より大きな実りをもたらすということが後々わかった。成長には耐えること,適度な負荷が必要不可欠かもしれない。新年を迎え,将来に輝く子供たちに耐える心を伝えたい。今年一年,懸命に生きていこう!

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