有名中学・高校・大学受験専門として広島市域に6つの拠点を展開する学習塾

愛情レシピ
 
 
太り気味!?


塾に行く前に、または塾でお弁当を食べた後に、帰宅後さらに食事、または夜食と不規則な摂食リズムの子供達。そろそろ、模試などの結果が気になり始める時期の子供達には、もしかしたら『食べる事のみ』が楽しみになってくる頃でしょうか?
それでもない普通に過ごしている親達にとっても、根菜やイモ類、きのこ類と旬のものが一気に増えて、何でもがおいしく食べられてしまう季節ですから。

 

「食べる事で胃が大きくなるのでしょうか、体も横にどんどん大きくなっていくようで・・・太ってしまうことが心配です。」という塾生のお母様方の声を耳にしました。塾通いはどうしても夜。不規則な食事にもなり、受験が近づいて体を動かすこともほとんどないような生活を毎日のように送っていると、体が横にも大きくなってしまうのも仕方のないことのように感じます。

 

摂取エネルギーと消費エネルギーが同じだと、体重は増えることはないのです。 だけど、摂取エネルギーが多くて余ってしまった場合は、脂肪となって体重が増えるのです。つまり、食べる量を減らしてよく動くようにすれば、やせるということですが、運動をする時間のない子供達に、食べる事までも、あれもダメ!これもダメ!と規制をかけてしまうのは、ストレスになってしまうようで可哀想なので、それも避けたい。

 

そこで重要ポイントになってくるのは、お母様が、世の中にありふれた食べ物の中から「質のよい食べ物」「必要な物」を選ぶ目を持って、いかに子供に与えるかという力=『食選力』をつけて、そのアイデアを日常の生活で活かしていくかということになると思います。これは、外食やコンビニが普及した時代を過ごす今の子供達にとっても、とても大切な力のように思います。

高価ないいものを選んで食べましょう~と言っているのではないのです。ちょっとした日常において、こうするといいですよ、というアイデアを活かしながら、食事を選んでみると案外いいかも・・・ということです。

 

まず、調理面。

ダイエットとくれば、「油抜き」が基本!です。

油といえば、まず、揚げ物が思い浮かびますが、子供達は揚げ物が大好きです。我が家の子供達もそうだと思いますが、それをダメ!としてしまうと、きっとブーイングでしょう。植物油は栄養的なメリットもありますから、全く断つ必要はないと思います。週に3回以内などと決めておいてはどうでしょうか。

そして、調理方法でも、油を減らすアイデアを用いてみてくだい。

例えば、パン粉。目の粗いパン粉は細かくすると油の吸収が減るそうです。

そして、片栗粉をまぶす程度の素揚げも油の吸収率を減らせます。

また、栄養を考えながらの揚げ物ということでは、パン粉などの揚げ衣をアーモンドスライスやシリアル(コーンフレーク等)にしてみるのも栄養価が上がります。アーモンドは、ビタミンEの抗酸化作用で細胞の若返りに効果があるので、頭にもよく、記憶力アップにつながるのだとか・・・。いいでしょう?!(笑)

いつもの揚げ物の時よりは少なめの油で、炒め物の時よりは若干多めの油で、フライパンに入れて焼きながら揚げていく。途中で余分な油はキッチンペーパーを折りたたんだもので吸い取りながら焼いていく『揚げ焼き』の方法も、普通に揚げるよりはかなりヘルシーです。

オーブンを使っての揚げ焼きも、余分な油が下の天板に落ちるので、ヘルシーだし扱いも楽かもしれません。(その際、油大さじ1程度を、素材の上からかけて行うと、パサつかないで食べやすいですよ。)

 

そこで、簡単レシピをご紹介してみます。

 

鶏ササミのアーモンド焼き

①ササミは筋を取り、叩いて広げると大きなお肉になるし、棒状にカットしてもいいです。 ササミに調味料すべてを均一に絡めます。

②アーモンドを均一にまぶし付け、油を熱したフライパンでササミ全体をこんがりと焼きます。途中、余分な油はキッチンペーパーで吸い取りながら、中までしっかり火を通したら出来上がり。

鶏ササミのアーモンド焼き

 

トリ肉のパイナップル煮

 

①お肉に切り込みを入れて、火通りよくしておきます。

(お肉はお好みで何でもOK。手羽中、手羽先、鶏もも肉唐揚げ用など)

塩・こしょうで下味をつけておきます。

②フライパンにニンニクを入れ、肉の表面を焼き、取り出しておく。

(テフロンのフライパンならば、そのまま焼いてOK。それ以外は少し油を馴染ませておきます。)

③フライパンにペースト状のパイナップル(マンゴーでもOK)にしょうゆ、みりんを入れ、お肉を戻し入れて、ソースを絡めながら中までしっかり火を通してできあがり。

 

トリ肉のパイナップル煮

 

 

また、案外、油を多く使うのが炒め物といわれます。

これも一工夫で、油を減らすことができます。

まず、フッソ加工のフライパンを使うとくっつきにくいので、油をフライパンに馴染ませる程度で炒め物ができます。例えば、野菜炒めを作る場合、素材を先に下茹でをするとか、先にレンジで野菜を加熱しておけば、サッと炒めるだけの短時間でOKなので、かなり、油の吸収が抑えられます。また、先にお肉を炒めて取り出しておいてから、肉から出た油で他の食材を炒めると、旨味も出ているしで一石二鳥です。

お肉などを焼いたりしている時、フライパンにドンドン出てくる油をキッチンペーパーでこまめにふき取りながら焼くのも意外と効率的ですよ。

 

ここで豆知識!

お肉はたたいて大きくすれば、かさが増え、控え目の量ですみます。でも食べた感はあるので、子供からのクレームはないと思います。『視覚のマジック』というところでしょうか(笑)。そして、たっぷりの野菜と一緒に・・・を基本にしてみましょう。

 

忙しい時の簡単ヘルシーレシピです。市販の焼くだけピザを利用してみましょう。

 

 

野菜たっぷりピザ

 

①何でも、冷蔵庫に残っているような野菜でOKなので、どんどんのせる。

②最後にチーズをのせ、ヘルシーにしたい時はパン粉をのせて、250℃で10分位焼きます。各々、調整をしてください。オーブン予熱をお忘れなく!

(下のピザ台には、ソースもチーズもたっぷりのっているので基本的には味付けは無くて 大丈夫です。)

 

市販のものでも、冷凍のものでも、少し手を加えて食卓に出すだけで、お母様の罪悪感も無くなりますし、栄養価もヘルシー度もかなりアップで安心して子供達に食べてもらえますよ。そしてなによりおいしい。

 

野菜たっぷりピザ

 

 

そして、食事面。

不規則な食事は、血糖値が一気に上がり、太る原因になるそうです。

胃が空っぽの状態に食べ物が一気に入り込むことがいけないようです。

そこで、お腹がすいていなくても決まった時間に牛乳をコップ一杯飲む、というのを習慣にするといいそうですよ。牛乳がダメならば、野菜ジュースでもいいそうです。それから、前回取り上げた具だくさんスープはやはりダイエットにはいいようで、食事前や空腹時に食べる事で、空っぽの胃をやさしく温め 『どか食い』を防いでくれるそうです。もちろん、夕食の一品にもなるのでいいですね。

「おかわり」をしなくても、子供が満足できるメニューになりそうです。

 

それから、消化、吸収、排出を助ける腸内の働きをととのえて、太り過ぎを予防できます。そこで、よく言われることですが、食物繊維と水は、たっぷりと与えてくださいということです。子供でも、甘いものや油っこいものを好むので、食物繊維が不足がちなのだそうです。おやつ代わりに、腸内環境をととのえてくれる食べ物を与えてあげるのもいいでしょう。

 

 

腸内環境を整える食品

 

子供が好きそうなものもあるので、塾に行く前の腹ごしらえとして活用してもよさそうですよ。お菓子でお腹を膨らませるのは悪循環で、もったいない話です。

 

発酵食品は、一日一回、取り続けるといいそうです。

上の表からの理由もありますし、発酵食品に含まれる微生物が肥満予防には効果を発揮するそうですよ。 ヨーグルトやチーズはもちろん、味噌、納豆、しょうゆ、みりん、酢、ぬか漬け等は、もろに和食用ですね。やはり、昔ながらの和食メニューがいいというのは、以前コラムでも紹介した「マクロビィオティック」にもつながりますね。

 

そして、ぬめり食材。

納豆、山芋、おくら、めかぶ、なめこ、里芋等のぬめり食材は、体の粘膜を保護してくれる働きが多いので、胃炎や風邪予防にもとてもいいのは前回でもお話した通りです(新型インフルエンザの予防にも!?)

体の粘膜を保護しつつ、上手に栄養が吸収できるということは、やはり、肥満予防です。納豆などは、賞味期限ギリギリに食べるのが、より効果的だというお話を聞きました。 より発酵が進んで、ナットウキナーゼやビタミン類が増えるので、効果倍増なのだそうです。子供から「またこれ、賞味期限が・・・」と言われる事の多い私には、少しうれしい情報でした(苦笑)。納豆がダメな子供には、少し栄養価が違ってきますが、木綿豆腐やおから、高野豆腐でも代用が効くようです。

 

といった感じで、子供に何を、いつ、どのように食べさせていくか~という『食選力』が、とても重要になってくるのです。

子供に食事を与えているのは、他ならぬお母様の役目です。毎日の食事作りの中で、ほんの少しでもこのような事に目を向けてみませんか?

太り気味からさらに肥満になってしまうと、子供でも、糖尿病や高脂血症等の生活習慣病の原因にもなりかねません。勉強や受験ももちろん大切なことですが、そのためにも、「食べる事が生きる事の基本!」というくらいの勢いで、食事の善し悪しを見分ける目を持った母(親)と子になれるとステキだと思います。