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インフルエンザ


全国的に新型インフルエンザが流行する中、身近なところでも学級閉鎖や学年閉鎖が増えています。「新型インフルエンザから身を守るためには」というような資料などがあちこちで配布されている状態ですが、目に見えない恐ろしい敵に怯えて過ごす前に日常的にいかに予防するか、予防できるかについて考えてみたいと思います。

 

我が家のホームドクター(かかりつけ医)である中区白島北町にある「おやまクリニック」の小山宏子副医院長先生に、新型インフルエンザに関する素朴な疑問や、予防ポイント、対応策について、母親目線でわかりやすくお話を伺いました。

 

実は小山先生、私と同年代の三人の子供さんがおられるママ友なんです。

 

まず、新型インフルエンザの現在のところの特徴を教えていただきました。

『何だかだるいな~』の37度台の熱を飛び越して、『何だか頭が痛い!』で、いきなり38度後半~39度台の発熱になっていることが多いようです。現在のところ、感染者の多くは発症から約1週間で治まっています。季節性インフルエンザと違うのは、重症度が中等度ということですが、ほとんどの人が免疫を持っていないために、感染勢力が強いというのが特徴ということです。インフルエンザのウィルスと言えば、飛沫感染がよく言われます。ウィルスが飛び散って感染するのですが、基本的にはウィルスは喉にいて、唾や痰、鼻汁など、体から出るものと一緒に散らばっていくのです。

そこで、予防対策として常に出てくる手洗い、うがい、マスクは、ホームケアでも一番大切なことになってきます。

 

それは、お医者様の考える基本的なインフルエンザ予防対策でもあるようです。

例えば、くしゃみや咳をした時、手で覆ったとしても、そのままの状態でドアノブや周囲のもの等を触って、それを知らない人が触ることで感染が広がります。ウィルスというのは、粘膜で培養されるのだそうです。手で触っただけでは、手にはウィルスを培養する要素はないので直接感染にはならないのですが、その手を口元近くに持っていく事で、ウィルスが喉や鼻、目など粘膜に付着し体内に侵入することで、感染する~という話は「なるほど!」と思いました。粘膜の湿り具合や、温度がウィルスの培養にはもってこいなのだとか・・・。

 

一説には、新型インフルエンザは呼吸器にウィルスが入り込むということで、重症化するとも言われています。そのため、出てくるウィルスをマスクでブロックしておくことは当然とし、移りたくない人がマスクで予防しておくことも完璧ではないけれども、する or しない で考えた場合、する方が少なくとも効果的、というご意見でした。マスクは使い捨てが基本のようです。大げさに言うと、クシャン!とくしゃみをしたら取り替えるのが理想だけど、一日1回位の頻度で変えてくださいね。そこで、携帯用の除菌タイプのウエットティッシュや携帯用の除菌スプレー等を最近見かけるので、それを使うのもかなりいいかも・・・とお話を聞きながら思いました。

 

そして、よく言われる免疫のことですが、一度そのインフルエンザウィルスにかかったら 同じウィルスには、最低一年はかからないと言われているようです。70歳以上の人がかかりにくく、若年層に、それも普段一番体力があると言われている10代、20代でも、多く感染しているとニュース等で報道されていますが、昔、何らかの形でこのウィルスが流行ってすでに免疫を持っている可能性が、高年齢者の方々にあるのだとか!? 30~40歳の人、30人を集めて、3~4人に今回のウィルスが見つかったという報告もあるようです。だから、案外、子供がかかっても看病をする親は大丈夫だった、 というエピソードもよく 聞きますよ。

 

今回、新型インフルエンザにかかってしまった子供達は、もうワクチンの心配もなく大丈夫!! ということなので、母親である私の本音を書いてしまうと怒られそうですが、母親の見解としては、「予防予防」 で乗り切るのもさることながら、今の時期に新型インフルエンザになってしまった方が、後々気が楽かも・ ・・と思ってしまうこともあります。(汗)。季節性インフルエンザは、これから流行するものなので、受験生はワクチン接種が好ましいかもしれないですね。ちなみに我が家は、毎年の恒例行事で接種しています。ワクチン効果は3カ月ということで、接種後の効力のターゲットをどこに持ってくるかが問題になってきますが、受験用ならば、受験当日も大切だけど、受験勉強期間に体調が悪くなる方がNGと考えて、そろそろワクチン接種をした方がいいようです。そして、万が一、新型でも季節性でもインフルエンザにかかったかな!?と思って受診する場合は、必ず、病院に電話をしてからにしてくださいね!というお医者様からのお願い事項もありました。

 

後は、自分自身のリンパ球がウィルスとどこまで戦えるか、頑張る力があるか~にかかってくるということで、疲れたら免疫力が下がるわけだから、少しでもバランスのとれた食生活で子供達を守りましょう!と、お母様方の応援が不可欠になってくるわけです。

 

『リンパ球の働き=免疫力』なので、免疫力をアップさせる食べ物って、どんなもの?ということで調べてみました。

 

ウィルスなどの外敵からしっかりとブロックして体を守るためには、免疫力を強くする≪攻めの食材≫と、ウィルスから体を守る粘膜を鍛える≪守りの食材≫とに分類され、やはり、これらをバランスよく食べることが大切!!ということになってきます。

 

攻めの食材と守りの食材

 

≪攻めの食材≫も≪守りの食材≫も野菜や果物、穀物などの植物性のものが中心です。緑黄色野菜が体にいいということはよく知られていますが、実は、免疫力をアップさせるためには、大根やカリフラワー、玉ねぎ、ニンニク、きゃべつなどの淡色野菜のほうが優れているのだそうです。

 

そして、きのこ類が免疫力アップには欠かせないのだとか!?

確かに≪攻めの食材≫ ≪守りの食材≫のどちらにもきのこがあることに気付きます。さらに、海藻類を主体にしたぬめり成分を持つ食品は、免疫力を高めるのに多いに効果があると言われています。

 

ならば免疫力アップメニューということで、<きのこたっぷりスープ>と<ブロッコリーときのこのホットサラダ>を紹介します。

 

きのこたっぷりスープ

 

①鍋にオリーブ油とバターを熱し、ベーコン、玉ねぎを炒め、しんなりしたらきのこ類を加えて炒める。

②きのこがしんなりしたら、水、コンソメを入れて、アクを取りながらひと煮立ち。

③牛乳を加えて、さらに煮込み、最後に生クリームを加えて、塩・こしょうで調味したらできあがり。

※固めに茹でたパスタと合わせて、きのこスープパスタとしてもアレンジOKです。

※きのこが苦手な子供達には、ポタージュスープにしてみましょう。形が無くなるので、案外、大丈夫ですよ。 我が家の子供達はきのこは食べられますが、ポタージュスープを出したら、何のポタージュかわからなかったようです。

きのこたっぷりスープ

 

~ポタージュスープの作り方~

①鍋にオリーブ油とバターを熱し、ベーコン、玉ねぎを炒め、しんなりしたらきのこ類を加えて炒める。

②きのこがしんなりしたら、水、コンソメを入れて、アクを取りながらひと煮立ち。

③充分に粗熱を取ってから、ミキサーにかけ、鍋に移します。

(ミキサーカップには、とてもおいしいところ~ペーストが残っているので、牛乳を入れて2~3回 軽く回してから、さらに鍋に移すと、ミキサーのお掃除にもなる豆知識でした。)

④牛乳も加え、生クリームも加えて軽く火にかけ、塩・こしょうでお味を整えます。

※前日に作っておいて、朝食に出してもいいですね。 何だか頑張れそうですよ!

ブロッコリーときのこのホットサラダ

 

①ブロッコリー、アスパラを塩を加えた熱湯でお好みのかたさ(2~3分位)に茹でてざるに取り出しておく。

②①をボウルに入れて、塩、こしょう、レモン汁かけ、あえておく。

③お皿にリーフとともに盛り付けておく。

④大きめに割いておいたきのこを、フライパンにバターを熱し、ソテーする。

(シャカシャカ炒めてしまうと水分が出て、しんなりしてしまうので、焼き固める感じで)

⑤きのこを、グリーンサラダの上に盛り付ける。

⑥鍋にオリーブ油、薄切りにしたニンニク、輪切りにした赤唐辛子を加え、弱火にかけてじっくりと油に香りをつける。

(火が強いと、香りが出る前にニンニク、唐辛子が焦げてしまうので注意!)

⑦火を止め、サラダの上から回しかけて、できあがり。

 

*ホットグリーンサラダだけでもおいしいです。

 

ブロッコリーときのこのホットサラダ

まだまだ、きのこ料理を紹介したいところですが、とりあえず、きのこ類の摂取量だけは素晴らしいメニューです。 「きのこは免疫力を高めてくれるんだって・・・。」 とか、「あなたに風邪だけは引かせないようにする料理よ。」とか、会話を弾ませてみてください。きっと、お母さんの愛情!?を、子供なりに感じてくれるはずですよ。これって『押しつけ』かもしれませんが(笑)

 

そして、最後に、受験をひかえている受験生をお持ちのお母様だったら、一番気になっているインフルエンザに関する受験情報を白石学習院の担当の先生からお知らせをしていただきましょう。噂や情報だけに踊らされてしまうことは、本来持っている力を発揮できない大きな要因になってしまいます。まず、お母様が正しい情報を把握して精神的な安定を保つことで子供達の安定にもつながると思いますから、まずは、お母様が意識をして心のコントロールの模範を子供達にしっかりと見せてあげてください。

「インフルエンザなんか、ど~んと来いよ!」って・・・。

 

例年、季節性のインフルエンザや風邪などによる体調不良の受験生については、その旨を申し出れば保健室での受験ができるなどの対応をされています。平成22年度の受験では、特に新型インフルエンザについて、別教室での受験を準備するなど、各学校とも受験生の不利にならないようできる限りの対応を検討していらっしゃるようです。「大事な受験の時に新型インフルエンザにかかったらどうしよう・・・」とハラハラドキドキ心配するよりも、大事なことは日頃の予防(手洗い・うがい・マスクの着用)を徹底することです。そして、かかった時にはあわてず落ち着いて的確な判断と対応をする。何か不安なことがあれば当院の教師に遠慮なくご相談ください。(受験対策委員長 上田康生)