代表メッセージ|白石学習院

白石学習院は、国立, 私立, 公立有名中学, 高校, 大学受験専門として広島市(南区/中区/東区/佐伯区/安佐南区)に拠点を展開する受験専門進学塾です。

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昨年から小学校の教科書が、そして今年から中学校も、以前のものより1.5倍に近いページ数に増えた(増える)ことをご存知でしょうか?約10年間続いてきた「ゆとり教育」から大きく方向転換がなされ、年間授業時間数も含めて学校教育は大きく「学力重視」に変わりました。我が国の置かれた状況を考えますとこれは当然のように思いますし、むしろ日本が学力の国際的トップの地位から後退して久しいことからも、遅きに逸した感さえあります。しかし塾の現場にいる私たちが最も危惧しているのは、国のその教育行政の方向性ではなく、それによって影響を受ける個々の子供たちそのものです。そもそも本当に学習量を増やすことで子供たち全体の学力は想定どおりに向上するのでしょうか? 学力強化のために指導ボリュームを一気に増やすということは、当然に子供たちの負荷は大きくなり、対応できる子とそうでない子の格差が拡がるのは明白ですが、次にどのような施策があるのか、あるいはそれ自体を是としているのか、ここがはっきりと見えません。

一方、(大学による差異を認めたうえで)今や私立大学の約半数の入学者はAO入試と推薦入試での入学であり、いわゆる学科試験を受けずに大学に進学している状況です。本来は優秀な高校生を特別に入学させる制度であったものが、大学の偏差値操作のために使われている(一般入試合格枠が狭くなって結果として競争率が上がり、当該校の偏差値が高くなるというメカニズム)と噂されるような状況です。もちろん少子化が大学経営に影響を及ぼしたのも事実であり、その市場原理によって早くに学生を確保したい大学側の思惑に便乗するかたちで、高校や家庭が教え子や我が子を楽に進学させようと制度をうまく活用してきた側面もありましょう。それ自体は仕方ないものとしても、結果としてそういう無試験に近い形で入学した大学生の学力不足が社会問題化しており、そして当然の結果としてやはり大学生全体の就職内定率は一向に改善されません。本当にそういう仕組みを続けたり甘受したりすることが学生たちの将来や人生にプラスになるのでしょうか?

このように学力強化が叫ばれ続ける一方で、競争を回避する仕組みが提供されていく。これが現実なのでしょう。何かと矛盾が多い時代、そもそも何が正しいのか誰も答えは見出せていません。しかし確信を持って言えることは、今こそ子供たちが志をもって勉学に励まなければ、我が国の将来は間違いなく暗い、ということであり、それは皆様の子供さんの将来に直接関わる話である、という点です。あえて厳しい競争環境に身を置かせたり、あるいは相当に高い志を抱かせるように導いたり、ある種そういう意図的な環境作りが、今しばらくは必要なのだと感じます。その意味において学習塾の存在価値は、私はむしろ大きくなるのではと考えます。

学習塾の役割は多種多様ですが、当院は一般的に言えば学校内容補習型の指導ではなく先取り学習型の指導を得意としています。したがって進学色が強いということで比較的学力の高い生徒さんをお預かりするケースが基本となりますが、優秀であるにも関わらず「難関校」への進学にがむしゃらにこだわる生徒さんが減っているのが気になります。また、子供たちが最終的に進学する大学のその格差は、間違いなく小学校高学年頃からの進路設計によって差がつき始めるものなのですが、小学生であれば「中学に入ったら」、中学生であれば「高校生になったら」といったように、どこかのんびりされている保護者様もまだまだ多いように感じます。私たちはそれがあまり正しい判断とはいえないことを知っていますから、いろんな形で情報発信をさせていただいております。前述のように、一部の難関校進学を除けば受験のシステム全体は甘くなっているのが事実ですから、近視眼的に我が子の学習を見てしまいますと、どうしても楽観的になってしまいます。しかし中長期的に、俯瞰的に我が子の教育環境というものを見つめれば、やはり可能性を最大限に高めることができる競争のよさを無視するわけにはいきません。そうであれば学校だけではなく、相対的に意識や『志』が高い子供や保護者様が多い塾というコミュニティの重要性にも気づいていただけるのではないでしょうか。いや、もう既に気づいていらっしゃるからこそ、当院にご関心をもっていただいているのでしょう。これは我々にとって大きな励みです。

当院はけっしてできる子だけが競り集まるような進学塾ではありませんが、勉強に対してポジティブに向き合える生徒たちが、毎年受験を終えて大きな成長を遂げて明るく巣立ってきた長い伝統があります。いや、また一旦巣立ちながらも、また新たな目標にリセットして大学受験まで通い続けてくれる生徒が多い塾なのです。これは各教室が本気で地域密着につとめてきた歴史であり、また子供の成長に合わせて各部門が連携してトータルで進学支援ができる仕組みづくりに尽力してきた成果だと思います。しかしまだまだ取り組みは不十分、子供たちの未来に貢献したいという思いに上限はありません。だから各教室が地域に根を張って枝葉を密にして、大切な生徒たちが将来に強く羽ばたいていけるように、いつでも生徒たちが安心して集まれるように、そんな大樹のような存在をこれからも目指します。

まずは目の前の受験からですが、そこから拡がる将来を見据えて、生徒たちと共に志に溢れた学習環境づくりに努め、厳しい競争にあえて身をおくであろう10年先20年先の彼らが「通ってよかった」と思ってくれる学習塾でありたい。そのように教職員が志を一にして指導に邁進しております。そんな白石学習院に2012年度も安心してお預けください。



白石学習院 代表 永田 英樹

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