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代表永田の思考整理本紹介『ラジカルロジック』

紹介本『石川家の子育て』

投稿日:2011年8月 3日 23:03

 石川遼というプロゴルファーについて、その15歳での劇的なデビューやその後の活躍はもう語るまでもないことですが、私がずっと気になっていたのは彼の言葉。アスリートとしての能力ではなくて彼のコメントや受け答えから見られる言語能力でした。日常的に彼と同世代の高校生たちと接して会話していた私にとっては、それこそトップ私立高校に通っている生徒たちよりもテレビや雑誌で見る石川遼のほうが『賢い子供』に感じられたのです。もちろんそれは勉強ができるといった意味での賢さではなく、頭の回転であったり精神的な成熟度であったり。なぜこうも好青年になるの、と。

 そういうこともあって個人的に石川遼にはずっと関心をもってきたのですが、かつてスポーツ雑誌にも家庭環境が紹介されていたこともありましたが、ようやくこの本で疑問や謎が一気に解けたような感じです。ただものではない彼を育てた彼の父親は、やはりただものではなかったですね。これほどにまでに俯瞰的な立場から我が子の教育を実践できる父親などそうそういないと思います。厳しいといえばもう徹底的に厳しい。ただそれがものすごく筋の通った正しさからであり、父としての信念の強さと子供に対するいわゆるブレない向き合い方には、読んでいて私はゾクゾクしました。さらに、彼の父親の思想には、一流のゴルフ選手にするためではなく、仮にどんな分野においても我が子を活躍できるようにさせる教育哲学、それを私は奥底に感じます。例えば物の考え方、時間の使い方、人との接し方、責任の取り方。小学生の子供相手にそれを徹底したこともすごいですが、特に彼は言葉による伝え方が的確なように思います。そういう環境のもとで強い夢を持ち合わせた石川遼が成長していく軌跡、これが眩しい。
 
 やはり言葉、ですね。男は黙って背中で・・・という面もあるのでしょうが、選び方次第では言葉には相手に深く考えさせる力がありますね。子供に正しい言葉で伝えることの重要性は分かっているつもりですが、しかし日頃の自分を振り返るとまだまだ甘いと言わざるを得ません。生徒に対しても、我が息子に対しても。
 
 
ISBN978-4-569-79678-9.gif
永田英樹

1970年生まれ兵庫県宝塚市出身。関西学院大学を卒業後、大手住宅メーカーに勤務。平成16年に白石学習院に入社し、平成20年に代表就任。自身も中学受験・高校受験を経験し、受験学習の厳しさと楽しさの両面を熟知。幼少期からスポーツ(野球)や音楽(バイオリン)などの習いごとをしてきた経験もあり、極端な知育偏重主義には異を唱える。またプライベートでは二児の父親でもある。

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