7月17日(祝日)、南区民文化センターにて「平成18年度全体会」が行われた。
 白石学習院恒例の「全体会」は、受験生にとって“受験の天王山”といわれる夏期講座直前の総決起集会。今年も、第1部は中学入試、第2部は高校入試の2部構成。梅雨明け間近ながら時折小雨が降る雨空の下、昼過ぎから生徒・保護者の方々がぞくぞくと詰め掛け、開始の午後1時には立ち見が出るほどの満席、全体会への期待の高さがうかがわれた。
 今年のテーマは「Make Drama」。個々の生徒が中学、高校受験を人生の節目と捉えて、“今年の夏”をミラクルを引き起こす劇的変化の始動として貰いたい。
今年も、公立・私立の中学・高校の先生方にご参加いただき、魅力ある教育内容や各学校の生徒のようすなど、多くの生徒に選ばれる学校アピールをしていただいた。
 
 開会後、まず白石学習院学院長の挨拶。
白石学院長は、プロゴルファーの横峯さくら選手や、ワールドカップ日本代表の牧誠一郎選手を例に、「入試に挑む生徒の皆さんも常に“チャレンジ精神”を持って頑張って欲しい。」そして学院長が前期に各教室を訪問し、多くの生徒たちにインパクトを与えた言葉「行変進成」すなわち「行動をおこせば変化する、そして加速度的な変化は進化につながり、成功を呼び込む」と紹介し、「この全体会をけじめと気合を入れる会にし、“Make Drama”今年の夏期講座で劇的な変化をしよう!」と、激励をおくった。
 
 続いて、SGチャンピオンシップ連続チャンピオン、読書感想文コンクール最優秀賞、速脳速読トレーニング優秀賞、中学生模擬試験各学年優秀者の各種表彰が行われた。
 
 第1部では私立中学先生方による学校アピール。
修道中学校(山内俊二先生)、ノートルダム清心中学校(門野光伸先生)、広島学院中学校(倉光望先生)、広島女学院中学校(片木学先生)、広島城北中学校(吉上隆先生)、安田女子中学校(佐々木真弓先生)の順。
 第2部では公立・私立高校先生方による学校アピール。
修道高等学校(土岸弘典先生)、広島市立美鈴が丘高等学校(田中義郎先生)、広島県立広島国泰寺高等学校(小西省一先生)、広島県立安古市高等学校(玉川光彦先生)、広島市立舟入高等学校(幾田擁明先生)、広島県立皆実高等学校(村木信雄先生)、広島県立海田高等学校(迫川幸博先生)、広島城北高等学校(吉上隆先生)、広島市立基町高等学校(菅本和秀先生)、安田女子高等学校(柳沢温郷先生)の順。
限られた時間ながら、各学校の特色や様子などをアピールしていただいた。

以下、第1部・第2部の学校アピールの内容を簡潔にまとめてみる。(順不同)
修道中学校・高等学校
修道を卒業してから実感する修道の良さの1つに“伝統”がある。大学進学はもちろん、社会に出てから活躍されている人材が多い。「勉強が大変だ」「修道は自由だ」など、人によってさまざまなイメージがあるようだが、さまざまな行事など確かに「自由」である一方、自己責任のもと自分で判断させるようにしている。
ノートルダム清心中学校 創設者のジュリー・ビリヤードの精神を受け継ぐ「神様から与えられた使命をもった学校」として世界に多くあるミッションスクールの1つである。勉強、クラブ活動、ボランティア活動、さまざまな行事などを通じて、礼儀や感謝する気持ちが自然と行動になって出るような生徒になってもらいたい。
広島学院中学校 創立50周年を迎え、校舎の耐震工事や全教室空調設備の完備、グランドの整備など行った。よく生徒や保護者から「何時間勉強したらいいのか?」と尋ねられる。(スクリーンに図を示しながら)時間(横軸)×集中力(縦軸)=勉強量(面積)で表される。時間をどれだけ掛けるかより、どれだけ集中したかによる。
広島女学院中学校 節目を乗り越えるポイントは3つある。すなわち、@人との出会い、A目標に向かうための環境、Bゴールを目指す情熱、である。一生懸命に頑張る中で「自分が成長する」という大きなプレゼントがある。女学院には聖書の学習や英語学習など@とAが揃っている。女学院で勉強したいという情熱をもって来て欲しい。
広島城北中学校・高等学校 「学びの森へようこそ」。周囲の言葉に素直に耳を傾ける、粘り強く頑張る生徒が伸びる。6年後にすばらしい成長がある。城北では、入学して最初に得意科目をつくる。その後、弱点の克服をする。自分で問題点を見つけ解決していく自学自習を、もっとも大切にしている。近代的な設備の新校舎、いつでも授業見学はできる。
安田女子中学校・高等学校 学園訓は「柔しく、剛く」。人を思いやること、高い知性と強い意志をもつ。毎日の掃除、静座、朝読、授業、クラブ活動やさまざまな年間行事などを通じて、社会に役立つ人材に育って欲しい。進路育成プログラム“ウィル・ビー”(進路指導、職業観意識)に力を入れている。来年から横川駅よりスクールバスを運行。
広島市立美鈴が丘高等学校 来年で創立20年、緑豊かな環境にある。クラブ活動が盛んで勉強もする、基本姿勢が身についた、素直でさわやかな生徒が多い。早朝学習や勉強合宿など他校に先駆けて学力をつけるための取り組みを行ってきた。国公立大学の実績は伸びてきている。文化祭、体育際などの学校行事は熱く燃えることで知られている。
広島県立広島国泰寺高校 現在の学校の取り組みは2つ。1つは、理数系に強い学校に。スーパーサイエンスハイスクールとして、スバル望遠鏡の見学などさまざまな活動が全国的に評価されている。2つは国際性を育む。アメリカやイギリスの姉妹校との交流や国際的イベントへの参加など。理数系に強い女性は今後注目される。ぜひ国泰寺へ。
広島県立安古市高校 知性、徳性、体力、この3つのバランスのとれた教育活動を試みている。進学指導拠点校に指定され、県内屈指の高い現役国公立大学合格率を出している。特色の1つに65分授業がある。時間を合理的に組み直してクラブ活動も積極的に取り組んでいる。県内bPの文化祭は必見。全てに全力、最後までやりぬく生徒が魅力ある。
広島市立舟入高校 平成19年度入試は、募集280人8学級、1学年35人指導、国際コミュニケーションコースは英語面接が入る。コンセプトは、確かな学力を身につけ、国際社会に活躍する人材を育てる。新しい校舎で、冷暖房設備、英語教育の充実などすばらしい学習環境が整っている。「文武両道」、部活と勉強一体となって頑張る生徒が多い。
広島県立皆実高校 創立105年目になる伝統校である。3万人を超える卒業生、各界で活躍する人や有名人を多く輩出している。体育系クラブの強い学校というイメージがあるかも知れないが、文化部も力がある。また、勉強も一生懸命にする生徒も多く、進学実績が伸びている。様々なことに興味のある生徒を受け入れる、懐の深い学校である。
広島県立海田高校 西部地区からもJRで30分ほどと意外に近い。「レインボープラン」;毎日7時間の授業、1000ポイントの学習時間、小論文指導、キャリア教育、クラブ活動などを指導力点としている。“努力は人を裏切らない”を合言葉に1日2〜3時間の自主勉強をする。授業時間の工夫でクラブ活動の両立。家政科は、将来スペシャリストを目指す生徒を育てる。
広島市立基町高校 基町高校の自慢は3つある。1つは生徒たち。多くは普通の生徒だが、皆よりちょっとだけ頑張れる、持続できる、集中力がある。2つは校舎。1度来てみて欲しい。最高の環境がある。そして教師陣。1人ひとりの生徒を考える、いい先生が集まっている。国公立大学の進学実績の数ではなく、どこに行きたいかのモチベーションをもっとも大切にしている。志望校を早く決めて、最後まであきらめずに頑張って欲しい。
 
 今年の特別ゲストは、広島城北中学高等学校吹奏楽部の皆さん。
指揮は、原田和典先生。 曲目は、1.「涙そうそう」2.「海へ...吹奏楽のために」3.「プレッシャー」の3曲。全日本吹奏楽コンクール金賞受賞、高校総合文化祭広島県代表など多くの大会で輝かしい実績をもつ。総勢59人の男子校ならではのダイナミックな演奏とパフォーマンスに、会場からは何度も割れんばかりの拍手であった。受験生には、大きな感動と共にまさに気を奮い立たせるパワーのプレゼントになったようだ。
 
 また、1部では「小学6年生VS私立中学1年生」ガチンコ対決。
 白石学習院の小学6年生と私立中学1年生が壇上に上がり、6年生が先輩の中1生にさまざまな質問をした。「日曜日の過ごし方は?」「気分転換の仕方は?」「苦手科目の克服はどうしたか?」「夏期講座はどのように?」「集中するにはどうしたらいいのか?」など、いずれも受験生が身近に感じている質問ばかり。昨年受験生だった先輩の1年生の皆さん、自分の実体験をありのままに答えていただいた。時には笑いのある、どの受験生にも身近でなるほどと思える内容に、もっと聞けたらよかったのに、という声もあるほどであった。
 2部では、白石学習院卒業生によるビデオレター。
 舟入高校、修道高校、広大附属高校の1年生3人により、「こうやって夏を征した」「学校のようす」などを紹介してもらった。「家ではなかなかはかどらないので、毎日朝から夜まで、塾できるだけ勉強をした。」「苦手科目はどんどん塾の先生にアタック、プリントなど多くもらって、こなした。とにかく手を動かして勉強した。」「やる気を失った時は、好きな科目をしたらよい。」「気分転換は好きなサッカーをした。」など、どのメッセージも中3受験生たちには大きなヒントになったようだ。
 
 最後に、白石学習院全教室の教師が前に並び、会場全員総立ちで気合と決意表明。
今年の音頭は、1部は上田受検対策委員長、2部は五日市駅前教室高松室長。
「この夏期講座、がんばるぞ〜!」「オー!!」。
全員こぶしを突き上げ、ホールを突き破らんばかりの大声で決意を示した。
小学部・中学部それぞれ約2時間の全体会は、アッという間に終了。本日の“熱い思い”を胸に、7月21日(金)から始まる夏期講座、多くの生徒が「去年の夏とは違う」充実した夏期講座の予感と共に、会場を後にした。

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