平成18年度中学入試まで残りわずか、12月3日(土)午後1時から、白石学習院主催の受験情報説明会が開かれた。
 午後1時の開会時には、南区民文化センター大ホールは受験生および保護者などで超満員となった。

 開会に先立って、本日の特別ゲスト文教女子大学附属高校和太鼓部による受験生への応援演技。演技演目は「報鼓・奉納太鼓」と「文教三宅太鼓」、女子高校生だけの太鼓団体として創部12年目を向かえ、広島フラワーフェステバルや福祉施設でのボランティア活動など、今年も47回ものステージ活動を積極的にこなす実力。

 女子高生ながら迫力あるバチ裁きと身体中に響き渡る重厚な太鼓の音、そしてその中にも女子高生ならではの華麗なステージパフォーマンスに、会場一同感動と絶賛の拍手であった。まさに受験生に“ディープ・インパクト”を与える開会となった。
       
 はじめに、白石孝学院長の開会の挨拶。学院長は、「残り2ヶ月を切って、受験生に必要なことは、“自分との戦い、すなわち自分に克つこと”である。そのためには、自分のやってきたことに自信を持つ。当院の現在も続けている受験指導の絶対的な勉強量と質は、十二分に受験に対応するものと確信している。自分の目標をしっかり見据えて、塾の先生の指示を守り、自分のひたむきな姿勢を信じてコツコツとやっていこう。受験が終了すれば、また一段上の目標を掲げて挑戦していこう。」と、プロゴルフで活躍する宮里藍選手を例に出しながらの受験生へのエールをおくった。
引き続き、各種表彰。小6第3回答練会成績優秀者、国語記述力検定成績優秀者、SGチャンピオンシップ9回連続チャンピオン、速読トレーニング優秀賞の表彰が行われ、学院長から賞状と記念品が授与された。
本日の受験情報説明会のメインエベント
 
1.平成18年度入試のおもな変更点
  @専願制(合格すれば、必ず入学する制度)
  近大附属東広島中学は、来年度から専願の場合に「誓約書」が必要になる。また、広島工業大学附属中学でも、これまでの保護者推薦文に加えて本年度に引き続き「本人の志望理由書」が必要になっている。
  A傾斜配点(算国重視の科目得点)
  広島学院中学は、従来各教科100点ずつの4教科400点満点だったのが、算数と国語は各120点、理科と社会は各80点の4教科合計400点とする。これまでの算国のミスを理社でとり返すことは困難になる。4教科ともバランスよく得点する総合力勝負になる。広島学院は、来年度から定員減とともに追加合格者制度(補欠合格)も導入。また、面接は廃止となる。
  広島女学院中学は、従来から傾斜配点を導入していたが、算数と国語は各120点、理社は各70点と、市内中学の中でもっとも算国重視の入試。算数と国語の得点力の力量差が問われる。しかし、それゆえ部分点が加味されると思われるので、完答に至らなくても、国語の記述の考え方や算数の途中式などをきちんと書くように心掛けたい。(解答用紙の空白をなくすように練習しておこう)
2.入試日程による受験校選択
  1月下旬を中心とした連続入試。まず、受験は一発勝負的な点も否めないので、複数校受験することが重要。できれば、第1志望校受験前に、実力面での練習という意味合いはもちろん、特に“初めての受験で緊張する”という精神面からも他校を受験しておくこと。受験日が重なる中学もあるので、第1志望校以外の受験校選択は、塾の先生に相談して決めるのが望ましい。
3.受験までの残り2ヶ月の学習法
各中学の国語の入試問題を、「基本」「標準」「応用」に分ける。
「基本」=漢字、語句、文法などの語彙力の問題
「標準」=文章を読み取っての指示語、接続語、内容記号選択問題など
「応用」=内容把握の記述問題、自分の考えをまとめるなどの難易度の高い問題
各中学の理科の問題を、「暗記問題」「思考問題基本」「応用問題」に分ける。
「暗記問題」=生物分野を中心とした、基礎知識を覚える問題。
「思考問題基本」=てこやばね、水溶液などの基礎的計算問題や、条件比較などの「対照実験」の問題。
「応用問題」=時事問題、環境問題、実験を利用した発展的内容の問題。
 理科での合否の分かれ目は、「暗記・思考問題基本」が正確に解けるかどうかにかかっている。そのためには、@基本暗記を確実に、そして使える暗記にする。使える暗記とは、答えの丸暗記ではなく、実際の問題に使える意味合いの分かった暗記にするということ。A思考問題は、テキストの例題などを利用して、基本パターンを整理し反復練習するとよい。Bまた、各中学校の入試過去問を数年分解いて出題特徴をつかむと同時に、授業での指示通りに解き直していくことが重要である。
各中学の社会の問題を、「基本問題」「発展問題」に分ける。
「基本問題」=小学校の教科書内容からの出題。特に歴史は多い。
「発展問題」=短文の記述解答、時事問題、グラフや表を読みとる問題。
 段階を追った学習をしていこう。まず、基本事項の見直し。当院のテキストの重要語句をまず書いて覚える。どうしても覚えられない語句は、紙片に語句を書き、家の目に付く所にどんどん張っていくのも方法。保護者の方に問題を出してもらうなどの協力もある。次に、過去問をする。入試傾向をつかむことは社会でも重要。さらに、短文の記述解答対策。単なる語句の暗記から、語句や内容に対しての理由付けを考えるくせをつければ、自ずと書けるようになる。広島の中学入試では、毎年時事問題や広島に関するご当地問題が出題されている。直前には当院の対策プリントを再度見直すことも忘れずに。
各中学の算数の問題を、「従来型問題」「新傾向問題」と分ける。
「従来型問題」=計算問題や○○算といった、以前からよく出題される問題。
「新傾向問題」=自分で規則性を考えたり、パズルのようなタイプの問題。
 各中学校とも新傾向問題が目に付くが、全体の8割程度は、"従来型"といわれる、テキストなどでよく練習した問題が占めている。このオーソドックスな問題を確実に採れればO.K。どうするか?新しい問題集などは必要ない。全国レベルの内容の問題集は、返って解けない問題もあって、不安感を抱くこともある。それより広島の入試に合った当院テキストで、過去に解いた問題を何度も復習する方がよい。復習して分からなければ、解き方を先生に聞いて、ヒントを少しだけもらう。後はまた自分で考える、また復習する。何度も復習して解き方をマスターするまでになれば、その問題はクリアーしたといえる。また、基本的な小問のレベルアップをするために、当院の「算数小問スピードアップ演習」というプリント(10題)が18回あるが、1枚当たり10分を目標に練習すること。速さと正確さの練習である。最後に、実際の入試ではできる問題と難しい問題を取捨選択することも大事。過去問をするときにも確実に合格点に乗せるために、こうして訓練もしておくといい。
   
  算数・国語では、2人の教師による“教師役、生徒役”の掛け合いパフォーマンスにより、時には会場は大爆笑、また一方で理科社会の具体的な入試問題を例にしての説明に肯きながら、生徒保護者の皆さんは熱心に勉強法のメモを取っていた。
4.受験直前、保護者のかかわり方
  受験は、実力だけではなく、メンタルな部分も大きく影響をしている。いかに「気」が「パワー」と結びつくか?「メンタルトレーニング受験に克つ」(加藤史子著)より引用させてもらい、実際に会場全員で実験をしてみる。大半の方が、「プラスの気持ちが身体に力を与える」ことを実感していただいたようだ。さて、各生徒さんにとって初めての受験、その受験直前にご家庭で気をつけることは、以下の5つ。
 
一、励まし、応援に徹する。
  一、健康管理に注意。
  一、塾を休ませない。
  一、模試結果で一喜一憂しない。
  一、気になることがあれば、クラス担任に相談する。
 
   開会してから、ほぼ2時間、盛り上がったパネルディスカッションも終わり、里村雅章東雲教室室長より、受験生の当院今後の予定の確認。そして、受験生全員起立して、受験に向けての決意「志望校に合格するぞ〜!」という里村室長の気合に、受験生全員拳を突き上げて「おーー!」。会場割れんばかりの叫びと決意の唱和であった。
   最後に、白石学習院卒業の先輩3人からのビデオレターを放映。
  大阪大学I.I君 「最初に決めたことを最後までやり通すことが大切」
  広島大学N.Iさん「やる時は集中、休憩するときはストレスをためない」
  一橋大学K.T君 「必要最小限のことだけを一生懸命に徹底してやる」
   回収したアンケートにも、「とても参考になった。今後のかかわり方に気をつけたい。」「具体的な教科の説明や、先生方の工夫など飽きさせない内容だった」「和太鼓の演技も感動した」「ビデオレターによる先輩のアドバイスも良かった」など、概ね好評のうちに終えることができたようだ。

 

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