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昨年、広島テレビなどのメディアでもさかんに取材され、広島でも着実に広まってきている速脳速読トレーニング。広島初の本格的速脳速読トレーニングを行っている日本速脳速読協会広島本部教室メリッツと白石学習院が、4月6日(日)午前9時40分より、広島国際会議場(平和公園内)にて速脳速読講演会を開催した。今年は、直木賞作家志茂田景樹先生を招き、『人生を長く、太く、たくましく』という講演会である。
講演会の案内が出るや、メリッツ・白石学習院内部の生徒保護者はもちろん、新聞広告を見た外部保護者からの問い合わせが殺到し、当日は快晴の花見行楽日和にもかかわらず、市内はもとより広島県東部地区など遠方からの聴講参加者も加わり、約500席の会場はほぼ満席状態になった。
午前9時40分の定刻開会。初めに日本速脳速読協会を代表して「余裕の速読」の著者堀川直人先生が、「速読の全国的な広まり、処理能力向上や集中力などの速読効果」について、さらに「トレーニング効果を上げるために本部は新ヴァージョンの開発を行っている」と、挨拶した。続いて来賓代表として、
社団法人全国学習塾協会理事もなさっている、山陽女学園中等部・山陽女子高等学校の石田孝樹校長先生のご挨拶。「山陽女学園では、今年広島の学校ではじめて速読を正規の授業に採り入れた。生徒の読書力向上のみならず、生徒の情操教育に欠かせない読書推進などの効果に期待している。まだ始めて数ヶ月だが、生徒にその効果が出始めている。」と、速読の導入のいきさつもまじえてお話いただいた。
第1部 直木賞作家志茂田景樹先生の講演「人生を長く、太く、たくましく」
1980年に「黄色い牙」で直木賞を受賞、小説はもちろん童話・絵本、さらに教育や子育てに関する書籍を約500冊執筆。最近は、「よい子に読み聞かせ隊」を結成し、子どもへの読み聞かせ運動をすすめるために全国を飛び回って活動されている。
例によって一度会ったら忘れられない、文壇では異色と思える、色彩豊かな頭・服装とピンクのタイツのファッションで登場、大きな拍手とともに期待感が高まった。
本日のタイトル「人生を長く、太く、たくましく」とは、豊かな感受性を持つことである。自分がこうしたファッションをするようになったのは感受性の発露である。今日のこの服よりもっとカラフルなジャケットがある。それは、当時92歳の女性が足踏みミシンで縫った贈り物である。なんとすばらしい色彩感覚のおばあちゃん、感受性に年齢はないんだ!
それまで平凡であった自分が、「自分はこうありたい」と思うことを、だれに遠慮することなく素直に表現したいと思い、実行するようになったのは、友人から贈られたマリリン・モンローのプリントの入ったタイツをはいての散歩であった。そのヘンなファッションに対して、街中での特に40代以上の男性の冷ややかな視線が、やがて心地よいものになった。こうした感受性は皆一人一人持っている。子どもだけではない、大人にも、お年寄りになってもある。しかし、大人は自分にある感受性を置き去りにしている。最近は子どもも無感動で、素直に自分の感受性を表現できなくなっている。
「自分の感受性を再発見して、もっと自分を表現しよう。」
2度目の転機が、自分で出版社を立ち上げたときである。そのころ書籍販売とサイン会で、全国の書店を回り歩いていた。福岡でのこと、子どもたちに「ヘンなおじさん」という認識しかなかった自分が、ふとしたことから童話を読み聞かせするようになった。ものめずらしさに集まった子どもたちが、自分の読む童話をじっと聴き入ってくれた。そしてやがて大人も感動しながら、時には涙して聴いている。やがて行くところ読み聞かせをすると、子どもも大人もみんな童話に入り込むようになった。「これだ!」と思った。こうして今、自分は「読み聞かせ隊」を結成して、読み聞かせの大切さを全国に広めようと運動している。
「これからの時代、感動を分かち合えるかどうかがとても重要である。感動は伝えるもの、そして感動は伝わるものである。スローな感覚を大切にして能力(自分らしさ)をもっともっと出しましょう。」
約1時間の講演があっという間に終わった。まさに感動をいただいたお話に、会場割れんばかりの拍手であった。
休憩の後、特別ゲストとして崇徳高校グリークラブの合唱。
小島克正先生指揮により「いざ起て、戦人よ」「上を向いて歩こう」「斎太郎節」の3曲。全国大会に毎年のように出場して優秀な成績を収めている、日本でも有数の男声合唱に小学生から大人まで皆「すばらしい」の感嘆の声であった。また、学校制服姿で統一した、グリークラブ生徒さんの退場する際の礼儀正しさも、さわやかでとても印象に残った。
第2部 「速読トレーニング実演会」
メリッツのインストラクター上田と白石学習院の堀米の掛け合いで進める。
初めに、上田が脳のメカニズム、すなわち左脳、右脳、前頭葉、後頭葉のはたらきと読書中の脳波の動きについて、専門家の検査映像を元に説明した。「通常の読書の場合の脳の活動がおもに左脳中心であるのに対して、速読における脳の活動は、脳全体が活性化され、特に右脳と前頭葉(情操や理性など)の動きが活発になることが証明されている。」さらに、「脳には多重知能があり、多重知能を満遍なく取り込めば、バランスのとれた知的優秀児が育つ。特に人間の根幹を成すものは前頭葉である。」という説や、全国をまたにかけて精力的に活動されている、聖路加国際病院理事長日野原先生のたくましい執筆活動や行動力を例にとり、「大人でも脳の開発の余地はある。すなわち努力すれば総括的能力が上昇する。また、大人になると結晶性知能(判断力や統括力)を発揮する。」という説も紹介した。また、山陽女子高等学校の豊田教頭先生のインタビューでは、「速読を通じて読書力の養成をしていきたい。」旨のお話しがあった。
続いて、「分速6000文字の世界」。速読トレーニングをしている社会人代表と小学生代表により、
速解力チェック実演と初見文速度計測の実演。舞台のスクリーンにパッと文章が出て会場ほとんどの人が読みきらないうちに次に進む、しかし壇上の2人は瞬く間に文章読解する。しかも正確な内容把握。会場からどよめきが出る。さらに去年速読トレーニングを受験に生かした、広島学院中学1年生とノートルダム清心中学1年生の2人も加わり、右脳の発達を見る「あてっこゲーム」、記憶力と集中力を見る「分速6000文字での速解力チャレンジ」など行った。またまた登壇者の目を疑わんばかりの処理スピードやピタリと決まる正解にもう会場のほとんどが衝撃、拍手喝さいであった。速読には、読書スピードのみならず、集中力・視野の拡大・記憶力・創造力・成績向上などの効果もある、という堀米からの説明に皆納得したようすであった。
最後に、聴講者参加型の右脳開発クイズ大会。算数のパズルや国語の漢字、ぼやけた画面から見えるもの、というさまざまな形での発想力、創造力、イメージ、思考力などを試すクイズ、また記憶力を見るトランプ神経衰弱形式のあてっこゲームに会場全体が興に乗った盛り上がりで、第2部もやや予定時間をオーバーして終了した。
最後に、主催者を代表して白石孝学院長が、多くの参加者への謝辞と挨拶を行い、閉会した。
この後、志茂田景樹先生書籍販売と握手会、速読体験コーナー。志茂田先生の握手会には長蛇の列ができ、また、1時までの体験コーナーも、20台のパソコンと当院職員のインストラクターがフル活動と、参加者の関心の高さを伺うことができた。
(当日は、一人一人に十分な時間をとっての体験ができませんでしたので、メリッツでは、現在1時間の無料体験を行っております。是非、この機会にご利用ください。)