昨年来の第3次速読ブームの中、広島初の本格的速脳速読トレーニングを行ってきた白石学習院とメリッツが、本年3月より広島本部教室に昇格した。これを記念して、4月14日(日)午後2時より、広島国際会議場(平和公園内)にて白石学習院・メリッツ・日本速脳速読協会主催のもと、広島本部教室昇格記念講演『これが速脳速読の真骨頂だ。』を開催した。
 3月下旬・4月初めとわずか2回の新聞広告ではあったが、外部保護者からの問い合わせが殺到し、当日は快晴の行楽日和にもかかわらず、市内はもとより遠く福山市・山口県からの聴講参加者もあり、約350席の会場はほぼ満席状態になった。
 午後2時の定刻開会。初めに主催者を代表して当院の白石学院長が、「白石学習院が受験学習の強力な新兵器として速読を始めたが、生徒・保護者からの大きな反響のもと、このたび広島本部教室昇格を機会に、速読は人材育成専門の別組織メリッツで担当する。白石学習院は、メリッツとの連携のもと速読も導入しながら、これまで通り受験専門塾として進学指導を行っていく。また、メリッツでは、9月から本格的に社会人コースも開講していく。」と、挨拶をした。
第1部 日本速脳速読協会会長 中垣一也先生の講演
 会長は、まず聾学校の教師として指導してきた経験から、「聾学校では3歳から口の動きで言葉を覚える。人には五体の能力の1つにおくれがある場合、それを補うために必ず別の能力が顕著に発達する。人間とはすばらしいものだ。」また、京都大学の、パソコンで人と言葉を交わせるチンパンジー『アイちゃん』の実験の話や、大脳生理学での脳のしくみ・発達についての興味深い話などもあり、「人間の能力は、環境・モチベーションなど与えてやればいくらでも伸びる。」と。ここで、会場の小学生を1人壇上によんで、手を伸ばして壁ぎわでジャンプさせ、跳んだ地点に印をつける。「君はもっと高く跳べる。」という会長の暗示で、再度その生徒がジャンプすると、なるかな果たして生徒はさらに15センチ上まで跳ぶ、というパフォーマンスもあった。「スポーツ選手が記録に挑戦する際、自分の体力に加速度(スピード)をプラスするために毎日トレーニングをするように、学力においても能力=知識×速度(スピード)という公式が成り立つ。これからは、処理能力の高い人材が求められる時代だ。速読トレーニングは、読むスピードはもちろん、思考力・記憶力・集中力などさまざまな能力の向上を促す。是非速読で自分の能力を開発してもらいたい。」と。会場には、保護者と一緒に多くの小学生も参加していたが、小学生も皆じっと会長の話に聴き入っていたのが印象的だった。
第2部 パネルディスカッション「速読の驚異的パワーと秘密を探る」
 大阪より西日本統括本部の堀川直人先生、九州山口統括本部より安藤美智子先生、白石学習院速読責任者郷原修の3人で、前面の大きなスクリーンに、グラフやキーワードなどをプロジェクターで投影しながらの進行である。まず堀川先生より、速読の外国での普及、これまでの日本での速読のやり方やイメージについて説明があり、「速読は誰でもできる。アメリカなどでは速読を1つの資格として学校・会社などで大きな評価がなされている。」さらに「当協会がすすめる速読とは、斜め読みや飛ばし読みではなく、理解力を保ちながらスピードを2倍以上にする。」「なぞり読みでなく、文章をかたまりでとらえていく。」と。そして、会場全体で1分間の読書速度計測を行った。一般参加の保護者の中にはすでに3000文字を超える保護者、さらに壇上に出てもらっていた5人の当院小6トレーニング生が5000文字〜10000文字と成果を発表すると、会場からは大きなどよめきもおこった。また、右脳の発達を見る記憶力ゲームも会場と一体となって行い、まさに会場参加型の楽しい雰囲気の中に会が進行していった。速読の原理については、脳の可塑性や汎化作用についてわかりやすく説明があり、「最終的には右脳を使って文章を画面でとらえるようになる。」と、堀川先生と郷原との掛け合いのうちに会も進み、後半に入ると郷原からは、今年の各中学校入試における国語の問題の文字数や、トレーニング生の速読データ・模試データを例示して受験における速読効果について説明した。最後に安藤先生により全国的な社会人コースのニーズについて、「福岡でも資格試験を目指す、さまざまなビジネスでの処理能力を高めたいなどの理由から、6年で延べ2000人ほどの人がトレーニングを行った。」と、ソフトで流暢な話し振りが、わずかな時間ながら会場の多くの人たちを魅了したのか、この後の安藤先生担当の社会人体験コーナーには大きな人の輪ができた。こうして、パネルディスカッションも会場の多くの納得したようすの顔・顔…が溢れる中、予定時間をオーバーして終了した。
 最後に、メリッツを代表して白石研二が、多くの参加者への謝辞と挨拶を行い、閉会した。
 5時までの体験コーナーには、10台のパソコンと当院職員のインストラクターを配置したが、全て長蛇の列ができ、関心の高さを伺うことができた。
(当日、1人1人には十分な時間をもっての体験ができなかったかもしれないが、各教室でいつでも30分の無料体験や説明ができるということを申し沿えて講演会の報告を終ります。)


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